2012年10月17日

今夜の書道テレビは「硯を作る」

硯を彫る2s.jpg今月も「書道テレビ」の日がやってまいりました。今夜、8時からの特集は「硯を作る」。作ったのは、翻訳家の中村紘子さんです。



中村紘子さんは、去年の書道テレビで教室の生徒さんになってくださり、今年は前々回、「思い出の硯がよみがえる」にご出演くださいました。書道についてはまったくの門外漢でしたが、硯がすっかり好きになってくださった模様です。

硯を彫るブログ.jpg製硯師、青柳貴史さんが中国から持ち帰ったこだわりの石材の中から厳選し、整形し、ノミで彫り、ヤスリで磨き、砥石で研ぐところまで、すべてを体験しました。その様子をVTRでご紹介します。

石は有名な端渓ではなく、歙州です。端渓は濃墨から通常の濃さの墨に適していますが、歙州は濃墨も淡墨も思いのまま。美しい紋様とともに、硯としての性能をご紹介くださるのは、葵雋卿先生です。

硯によって、できる墨液が異なるなんて、私も昔は知りませんでした。
三千年以上の年月を経て、今も多くの人に愛される「書道」。「墨を磨る時間なんてないわ」なんておっしゃらないで、伝統の楽しみを味わってみてはいかがでしょう。今夜8時からここで見ることができます。終わっても録画を見ることができますので、ぜひぜひご覧ください。

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