2011年7月26日

書道テレビ第4回

山中先生.jpg
先週水曜日に放送したテレビは、ゲストに山中翠谷先生をお呼びして、淡墨のお話になりました。



一字を書くことによって、その字の中に含まれるイメージを具体化するのが「少字数書」。
そして今回は、淡墨の技法も披露してくださいました。
使うのは二種類の墨です。

二種類の墨.jpg一つは「青藍花」というにじむ墨、もう一つは「古玄」という鈴鹿の墨で、こちらはにじみません。

にじまない墨.jpgこれはにじまない墨。本当ににじみません。

日にちが経つと.jpgにじむ「青藍花」という墨。磨ってから日にちがたつにつれて、にじみがきわだってきます。左上が磨ってすぐに書いたもの。右は日にちがたったものです。

混ぜる.jpg
この二種類をまぜます。

古玄を混ぜると.jpgごらんください。左は「青藍花」一種類で、右は「古玄」を混ぜた墨で書いたものです。にじみが美しいでしょ?
ほかに、宿墨の技法、びっくりする方法です。最後に、宝研堂さんの協力をいただいて、硯によって墨の色は変わるのかという実験をしました。変りましたよー。
詳細はご自身の目で確かめてください。テレビはこちら

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