金子卓義先生の収蔵庫と信州の美味とお酒
長野県佐久市協和の比田井天来生家の地所に、故金子卓義先生の作品収蔵庫が作られています。
5月30日(日)は建前のお祝いでした。
5月30日(日)は建前のお祝いでした。
新幹線に乗ったのは8時40分。まるで儀式のように、乾杯ですぞ。相手はそーせき顧問であります。
高ーい石組みの上に、本格的な土蔵を作ります。土蔵は壁が呼吸するので、収蔵庫に最適です。
釘をいっさい使いません。すべて木を組んで行くんです。こんな技術が日本に残っていたんですね。棟梁は宮大工です。
すばらしい木材。とくにすごいのは梁です。百年以上たった檜で、これだけまっすぐなものはなかなかないそう。
卓義先生は、天来自然公園の生みの親ともいうべき方でした。みんなの心がこもっています。
眼下には里の風景が広がります。ちょうど田植えのシーズンです。
ここが一番美しいのは今、新緑の季節です。まぶしいくらいの緑です。
右はおおでまり、左は何かな。ははは。
緑の葉のさまざまな表情は里山ならではの風物です。
でも、みんなのお目当ては
これです、これ。摘みたての山菜です。右上からしめじおん、よもぎ、桑の葉、すかんぽ。
こちらはもうすぐ季節が終わるので、冷蔵庫で保存しておいたもの。たらのめ、こしあぶら、あくだら、アスパラ、やまうど。
これをどうするかといえば
もちろん揚げます。揚げたてです。「つまみ食いがいいよ」と言われて、あっちっち。でも最高に美味です。
もちろん揚げます。揚げたてです。「つまみ食いがいいよ」と言われて、あっちっち。でも最高に美味です。
すごーーーーーく美味しいです。山菜のにがみやくせがあればこそ、天ぷらがこんなにおいしいんですよね。
そして
日本酒です。金子卓義先生がラベルを書いた「郷の誉」。最高ですよ。
記念写真でごじゃる。真ん中が卓義先生の奥様、千栄子先生。左は棟梁と本家当主昭三さん、そして石組みを作った信州鉄平石のみなさんです。かいがいしく髪をまとめているおふたりが天ぷらの達人親子。
参加者全員を私が撮影。みんな美味しいお料理とお酒に大満足です。
そして帰途に、つくわけはない。てんぷら名人清水家にお邪魔して、
乾杯して
おいしいものをいただきました。ふわふわのお豆腐に乗っているのは行者にんにく。揚げたなすに乗っているのは行者にんにくとお豆などを煎りつけて甘辛味をつけたもの。左下は甘辛く煎った大豆。右下はこごみのお味噌汁。
そして、最終の新幹線でめでたく帰途につきました。東京でまた飲んだかどうかは不明です。