締切を守ろう
先日、横浜で比田井天来宛の手紙を調べていたら、「聖徳皇太子」という文字が目に入りました。
旧望月町に建つ、天来が文字を書いた石碑です。
旧望月町に建つ、天来が文字を書いた石碑です。
どれどれと読んでみると
天来の兄、比田井半助さんから天来へのはがきです。
なになに、「碑文、聖徳皇太子」を至急したためて送ってください。
ははーん。天来は頼まれた仕事を後のばしにしていたな。
祭典があるから本月21日までに仕上げるっていっても、日付はすでに3月10日! すぐ送ったって彫っている時間がない!
だからこんなに浅い彫りになってしまったのかしら。
みなさん、締切は守りましょうね・・・って、三回催促されないと原稿を書かない私に言われたくないですよねー。
上のはがきを、筒井茂徳先生が読んでくださいました(♪)ので、ご紹介します。
筒井先生、ありがとうございました。
前略 陳者(のぶれば)過日御依頼
申上候碑文(聖徳皇太子)、至
急御認(したた)メ御送附被下度願
上候。本月二十一日迄に立あげ祭典
可致義に御座候間、大至急願
上候也。
三月十日 比田井半助
申上候碑文(聖徳皇太子)、至
急御認(したた)メ御送附被下度願
上候。本月二十一日迄に立あげ祭典
可致義に御座候間、大至急願
上候也。
三月十日 比田井半助