2009年5月15日

紙の表と裏

本画宣-表裏s.jpg
書の専門家の多くは、手漉きの紙を使います。
表と裏の見分けかたって、ちょっとめんどくさいですね。



手漉きの紙は、一般的に、つるつるしている方が表で、裏はちょっとざらざらします。
本画宣-表裏.jpg書道家が使う中国の「本画宣紙」は、紙を乾かすときに鉄板にはりつけ、刷毛でこするので、刷毛目があるほうが裏です。
もうひとつ、わかりやすい見分けかたがあります。

4広げた本画宣.jpg本画宣紙は、一反(100枚)が表を上にして、四つ折りにたたまれています。だから、全紙や半切の場合は、谷折りが三つあるほうが表です。

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