本画宣の作り方
書道の専門家が好む本画宣。正確には「棉料四尺単宣」。薄くてよくにじむ紙は、中国安徽省で作られています。今日はそれがどんな風に作られているのか、見に行きましょう。
ここは中国安徽省ケイ県。有名な紅星牌をはじめとして、紙工場がたくさんあるところです。
上が紅星牌の看板です。工場はここから車で30分ほどのところにあります。・・・が、見学拒否。
別の工場で見学できるかもしれないので、とにかく向かいました。
町に入ると
おおっ、水牛だ。にわとりもいる。・・・そんなもんはどこにでもいる・・・。
別の工場で見学できるかもしれないので、とにかく向かいました。
町に入ると
おおっ、水牛だ。にわとりもいる。・・・そんなもんはどこにでもいる・・・。
突然不思議な光景が!
山の中腹が白く覆われています。あちこちに同じようなものがあります。あれは何でしょう。あそこだけ雪が降る訳はないし。
山の中腹が白く覆われています。あちこちに同じようなものがあります。あれは何でしょう。あそこだけ雪が降る訳はないし。
本画宣の原料は、青壇と稲わらだといわれています。ここでは稲が刈り取られて、稲わらが干してあります。日本のよりだいぶ大きいサイズのりっぱな稲わらですね。
さっきの不思議な山に登ってみましょう。
すごい量の稲わらを運んでいます。もっと登って行くと
キャー、お化けの家。よく見ると、稲わらがつんであるんです。
さらにその先では
さらにその先では
えんえんと、山の斜面を覆っているのは、膨大な量の稲わらです。作業をしている人の姿が見えます。
こうして、雨が降り、それが乾燥してまた雨が降り、一年もたつと白くなるんだそうです。日本の紙の作り方とずいぶん違いますね。
さあ、次は紙作りを見学しようと工場に出かけると、「今日はだめ」と断られてしまいました。なんか、公安が見張っていたっぽい。
社長さんが申し訳なかったと、お昼をご馳走してくれました。しゃくにさわったので、白酒(度数が高いぞー)でたくさん乾杯をしてやりました。(ご馳走になってるんだけど・・・)
社長さんは、お酒はあんまり強くなくて、次回には飲み屋(!)を呼んでおくので、ぜひまた来てくださいと言われました。
中国で目立つには、いっぱいお酒を飲むに限ります♪
町をあげて、秘密裏に行われている中国の紙作り。日本では想像もできないほどの規模ですね。
ビデオ「筆墨硯紙のすべてー中国編」 は、3月にDVD化を予定しています。
さあ、次は紙作りを見学しようと工場に出かけると、「今日はだめ」と断られてしまいました。なんか、公安が見張っていたっぽい。
社長さんが申し訳なかったと、お昼をご馳走してくれました。しゃくにさわったので、白酒(度数が高いぞー)でたくさん乾杯をしてやりました。(ご馳走になってるんだけど・・・)
社長さんは、お酒はあんまり強くなくて、次回には飲み屋(!)を呼んでおくので、ぜひまた来てくださいと言われました。
中国で目立つには、いっぱいお酒を飲むに限ります♪
町をあげて、秘密裏に行われている中国の紙作り。日本では想像もできないほどの規模ですね。
ビデオ「筆墨硯紙のすべてー中国編」 は、3月にDVD化を予定しています。