2009年1月10日

筆墨硯紙のDVD作ってます

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今年4月に発売予定の『筆墨硯紙事典』には、DVDが付録につきます。

1月7日、その撮影をしました。

 

このDVDは、初歩の初歩からちょっと専門的な知識までを収録します。いろんな実験もあります。 

筆の持ち方、構え方については、かわいい女の子はいないかとソーセキ顧問に相談したところ、岡田恵美さんを紹介してくれました。姿勢もいいし、モデルさんみたいですね。大東文化大学の学生さんです。

 

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普通のだけじゃなくて、中国人の持ち方も載せよう。というので、ソーセキ顧問登場。どうやって持つかっていうとね。

 

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 そうそう、だけどちょっと待って、こういう角度がいいね。

 

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そうそう、その調子。 

顧問のマフラーは必殺仕事人の中村主水みたいだなー。さてはオヌシ!

 

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文房具を提供してくれるのは精華堂さん。早川さん(DVD「筆墨硯紙のすべて・中国編」に出演)がいろんなものを持ってきてくれました。

これは、中国で使われた墨の型。ふたをあけると

こんなふうになっています。この穴にまだ柔らかい墨の素を入れて、圧力をかけるのです。中国では、てこの原理を利用して、棒の上に人がすわります。

 

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これなんか使うのに手ごろだと思って・・・といって早川さんが出したのは端渓老坑の硯です。金線銀線がとってもきれい。さすがだなー。端にちょっと傷があって売り物にならないので、僕が買ったんだよ。次のときは言ってね(きっぱり)。

 

同じ商品でも、製造年代によって全然違います。二つとも有名な黄山松煙ですが、左が現在のもので、右は文化大革命以前のものです。右の墨に彫ってある模様は、すばらしい精度です。

「いい墨は、書いてある文字や模様がいいんだよ」と早川さんが教えてくれました。

そして

 

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いろんな実験をしました。文革以前と以後の墨はどう違うか。松煙墨と油煙墨の色はどう違うのか。軟水と硬水では、すった墨はどう違うのか。

結果は、4月発行のDVD付書籍『筆墨硯紙事典』でお確かめ下さい。

 

この後? ふふふ。明日わかります♪

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