筆墨硯紙のDVD作ってます
今年4月に発売予定の『筆墨硯紙事典』には、DVDが付録につきます。
1月7日、その撮影をしました。
このDVDは、初歩の初歩からちょっと専門的な知識までを収録します。いろんな実験もあります。
筆の持ち方、構え方については、かわいい女の子はいないかとソーセキ顧問に相談したところ、岡田恵美さんを紹介してくれました。姿勢もいいし、モデルさんみたいですね。大東文化大学の学生さんです。
普通のだけじゃなくて、中国人の持ち方も載せよう。というので、ソーセキ顧問登場。どうやって持つかっていうとね。
そうそう、だけどちょっと待って、こういう角度がいいね。
そうそう、その調子。
顧問のマフラーは必殺仕事人の中村主水みたいだなー。さてはオヌシ!
文房具を提供してくれるのは精華堂さん。早川さん(DVD「筆墨硯紙のすべて・中国編」に出演)がいろんなものを持ってきてくれました。
これは、中国で使われた墨の型。ふたをあけると
こんなふうになっています。この穴にまだ柔らかい墨の素を入れて、圧力をかけるのです。中国では、てこの原理を利用して、棒の上に人がすわります。
これなんか使うのに手ごろだと思って・・・といって早川さんが出したのは端渓老坑の硯です。金線銀線がとってもきれい。さすがだなー。端にちょっと傷があって売り物にならないので、僕が買ったんだよ。次のときは言ってね(きっぱり)。
同じ商品でも、製造年代によって全然違います。二つとも有名な黄山松煙ですが、左が現在のもので、右は文化大革命以前のものです。右の墨に彫ってある模様は、すばらしい精度です。
「いい墨は、書いてある文字や模様がいいんだよ」と早川さんが教えてくれました。
そして
いろんな実験をしました。文革以前と以後の墨はどう違うか。松煙墨と油煙墨の色はどう違うのか。軟水と硬水では、すった墨はどう違うのか。
結果は、4月発行のDVD付書籍『筆墨硯紙事典』でお確かめ下さい。
この後? ふふふ。明日わかります♪