さわやかな秋晴れが続く美しい季節となりました。

いつも、天来書院の活動に暖かいご理解とご支持をいただき、ありがとうございます。

 

父、比田井南谷の後を継ぎ、私、和子が天来書院を立ち上げてから今年で30年を迎えます。

書籍や映像の製作と発行、イベントのプロデュースなど、夢中で活動してまいりました。

 

スタッフ数人の会社ですので、社長は経理をはじめ、さまざまな雑務をこなさなくてはなりませんが、数年前から加齢による心身の衰えを覚え、このまま続けていくことに不安を感じるようになりました。

 

幸い、三年前に入社した長瀬拓磨はすでに会社の業務に精通し、私に代わって企画や編集作業を遂行しております。

 

とくに天来から続く比田井家の書の伝統を理解し、さらなる展開を実現しようという理想を持っています。

 

そこでこのたび、株式会社天来書院代表取締役社長を長瀬に譲り、私は取締役会長に就任することにいたしました。

 

 

今後は長瀬が中心となって会社を運営してまいりますが、私もいっしょに考え、行動して、書のさらなる普及と発展を目指したいと思っています。

 

特にインターネットには力を入れ、ホームページの充実はもちろん、私のブログ「酔中夢書」では、書道に興味をもっていただけるような記事を書いて行きたいと考えています。

 

今後もさらなるご指導ご鞭撻のほど、心からお願い申し上げます。

日記