5月25日は母、比田井小葩の命日でした。
1972年5月23日、日本橋三越で「生誕百年・比田井天来展」が開催されました。準備に忙しく働いていた比田井小葩は、無理がたたってレセプションの席上で倒れ、25日に他界しました。
この展覧会では、当時の皇太子殿下と妃殿下美智子様がご来場くださることになっていて、南谷がご説明する予定だったのですが、行けませんでした。
これをお聞きになった美智子さまから、小葩に白い芍薬の花束を賜りました。
その後、妃殿下に献上したのが上の小葩の作品です。
ぜんまいののの字ばかりの寂光土
川端茅舎の句です。
長野県佐久市の比田井天来生家の墓地にお墓がありますが、中目黒にある両親のお墓にも分骨されています。
ここにお参りしました。
書は上田桑鳩先生。
嬉しそうにケーキを切っているので、私の誕生日の写真ですね。
上が小葩、左下が南谷、その右が私、右下が母方の祖母。
そして一番左が、我らが隊長でございます。(本邦初公開・小さい時からケーキを焼いていた)
母は料理が上手で、それを受けついたのが隊長(弟)です。本日のお料理は(も)全て隊長作。
義信(よしのぶ)と言う名前は、お墓にある「義人は信仰によりて生くべし」からとったらしい。(大変だなー)
かんぱーい。あらら、手は4つなのにグラスが二個。と思ったら、手前のグラスの向こうにグラスがふたつ。美しい!
小葩はお酒を飲まなかったので、今回は乾杯は控えめに。
きゅうりの蕗味噌あえ(蕗味噌大好き)と、右は大トロです。美味。
牛肉しらたきとたけのこ。山椒が利いています。
アトランティックサーモンとヌタ。
塩らっきょうと醤油漬け。カリカリ歯ごたえが楽しい箸休め。
おからの煮物にはいろんなものが入っています。キクラゲ、にんじん、竹輪、そしてお豆! 大豆とおからって合わなそうで合うのでした。
旬のアジを酢締めにして押し寿司を作ってくれました。グルテンアレルギーなので、雑穀酢は使えません。だから美味しいのよ♡
白ワインに変わったな。かんぱーい。
ここまでのお料理は、白ワインでもスパークリングワインでも日本酒でもいけるやつ、というコンセプトだった模様。さすがだね。
塩鯖を米油でオーブンで焼き、最後にオリーブオイルをかけたそうな。皮が香ばしくて、中身はホクホクしてます。あっと言う間に完食です。
本日の赤ワインは全てメドック。ふっふっふ。
かんぱーい。
じつは、前にイタリアワインを送ったら、やっぱりボルドーじゃないの? ってことになって、メドックとオーメドックの講義を受けたのでした。
ちょっぴり渋くて美味しい。やっぱりこれだね。
次は悪魔の食べ物だよ。おお。
つまり、鶏皮の唐揚げでございます。そりゃー美味しいけど、カ、カロリーが(汗)。ってやつですが、これが美味しいんだわ♡
大丈夫ですよ。天使の食べ物もあります。お野菜たっぷりのラタトゥイユ。いいバランス。
柔らかいお肉にかかっているのは、マルサラ酒のソース。なんとバラエティーのあること! 幸せ!
そして、ラムです。このお肉、癖があってそれが美味しいのです。たまりません。
ありゃりゃ。何かが増えた。青いやつ。
包装をはがすと、あらら、マーブル模様。チョコレートチーズでした。
ありゃりゃ、メドックじゃないぞ。ということは、4人で6本ね。上品に終わりました。
違うっ! という声が聞こえてきそうだけど。。。