貝貼りは高岡、仕上げは輪島です。貝を貼り、上塗り後に呂色といって表面の微妙な凹凸を無くして艶げる工程に出していました。輪島にはこの工程だけを受け持つ職人がいます。これは他産地の塗り物にはない輪島塗りならではと思います。

ただ、表面に若干凹凸があったようで下の方の貝2枚は表面に漆が残ってしまいました。

貝の表面に僅かに凹凸が出来ていたようです。これは極めて難しい作業ですが、狙った貝の輝きを均一に出したいですね。

友達の職人には申し訳ないのですが、再度磨き直してもらいます。磨き直せばこの作品も完成です。

デザインを描いたのは5年前。木地を作り始めたのが4年前でした。毎年一面ずつデザインを加えてついに4面が完成。大作になりました。