ぐい呑が完成しました。
これまで作ったぐい呑が女性には大き過ぎるみたいです。小さくスタイリッシュなものが欲しいと言われ、昨年末にデザイン、設計しました。

友達の職人たちからは逆にこんな簡単なデザインでいいの?と(輪島ではこんなデザインはないと)不人気だったものの、出来てみれば我ながらスタイリッシュに仕上がったと思います(笑)。

それに飲み易く口当たりが柔らかいです。

もう一つは直径47cmとかなり大きなお皿です。作品を飾るのとパーティでは握り寿司等を盛り付けたいと思っています。大きな面を真っ平らに磨き上げ鏡面にしています。

全国には塗物の産地が50以上あるそうですが、これだけは輪島塗でしか出来ない技です。輪島には漆の凹凸を平坦に砥ぐ職人、鏡面に磨き上げる専門の職人がいるからです。

ちなみに、輪島塗は完成までに120以上の工程があります。この工程表は主な工程を説明しています。輪島塗が漆器の最高峰と言われる所以です。