半島の景色や自然にも魅力があります。袖ヶ浜という海水浴場でキャンプ場も整備されています。海の青さが伝わりますでしようか?

ゾウゾウ鼻
海沿いを西に約6㎞行ったところにあります。小学生の時に遠足で行った記憶があります。真鯛等の大物が釣れる漁場でもあります。

海沿いを更に約5km西にある上大沢へ。ここは三年前にNHKの連ドラの舞台になった集落でもあります。

日本海から吹き付ける強い季節風から家を守る為に竹で作った間垣と呼ばれる垣根で家を囲っています。ここの風景が好き。晩秋の夕方は空と海とが何とももの寂しい紺色になります。

海沿いの田んぼは丁度、田植えの前でした。

椀貸し伝説が残る集落です。冠婚葬祭でなどで沢山のお椀や御膳が必要な時に洞穴の前で頼むと貸してもらえる。ただ、返す時に壊してしまったり足りなくすると、それ以降は二度と貸してくれなくなるという伝説です。

輪島市ではここ以外にもいつくか椀貸し伝説が残っていて、面白いことに椀を貸してくれるのはキツネやタヌキ、ムジナです。

また、この集落は椀木地(お椀用の木地)の生産地だったことから平家の落人が棲み着いて椀を作り村人に貸していた。ただ、あるとき村人が椀を一つ返さなかったところ、落人は姿を消してしまう。落人が籠っていた穴には虚空蔵菩薩像が一体残されていた。村人達はそれを供養し、その後は村人達が椀型を造るようになったと伝えられています。ちなみに虚空蔵菩薩は漆芸の守り本尊と言われています。

海の帰りに近所にあるスーパーでお刺身を買いましたが、十分に美味しいですね〜。お酒は地酒の宗玄。これも旨い。『能登が生んだ味の芸術品』というのも納得です。

母が買っておいた鯛とイワシで兜煮とつみれ汁を作ってくれました。また、父親の友達の漁師から昆布巻きをいただき、これまた美味。輪島には美味しいものが沢山あります。

新作のぐい呑。
シンプルなデザインです。木地職人からは『デザインが簡単過ぎ。だけど、こんな形状は初めて』と言われました。"Simple is best."

秋に個展を企画予定です。個展が終わった後のパーティーで使おうと準備しています。

終わりは中心街の歩道の写真です。友達の職人宅にお邪魔した後、実家への帰り道。歩道のコンクリートブロックに貝が埋め込まれています。昼間は分かりませんが、夜になるとこんな感じでキラキラ光り出してきます。

これを考えた人は凄いですね〜。