2008年1月30日

臨書について

引用: 「書法Ⅰ」 伏見冲敬 村上翠亭 編  角川書店 

(文部科学省検定済教科書・高等学校芸術科用) のp12より 

○臨書について

 書の学習は、古典をよく見て丁寧に似せて書くことが中心になる。これを臨書といい、ただ漫然と筆を運ぶのではなく、精密に観察し、感覚を働かせ、頭を使って習うことが大切である。

 特に重要なのは、点画の形(用筆法に関係がある)と、その組み立て方(結構法)である。次のような点に注意しよう。

(1) 点画  点画の形は個々の作品によって異なる。起筆の角度(どの方向から筆が入っているか)や収筆の止め方、また〈口〉〈力〉などの字に見られる右肩の転折(折り曲げ方)に特に注目する。また、一般に古典の点画はかなり細めに書かれている。

(2) 結構法  文字の姿勢と外形(たとえば、縦長かあるいは横長かといった外まわりの形)、偏旁冠脚の組み合わせ方、点画どうしの接し方、点画が囲む空間の形と広さを詳しく観察する。

(3) 章法  字間や行間の広さ、各行の流れ、墨の潤渇(墨量の多少)などの全体の構成法。

 このような点に注意しながら丁寧に習う。書き終わったら、古典と自分の臨書とを比較して、なぜ似ていないのか、どこが違うのかを考える。また、人は意外にそれぞれ違った面に注目しているので、友人と批評し合うと、教えられることが多い。 

  

以上、「書法Ⅰ」からの引用でした。私は、この臨書についての考え方に賛同し、実践したいと考えているわけなのです。

 

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