「故郷」への道 その4

 はさみ.jpg録音は終了した。やがて自宅に仮に編集したCDが送られてきた。期待と不安。これを聴くには勇気を要した。なかなか良いな、と思ったところもあった。逆に不満足な箇所もあった。問題点を詳細に書き出したリストを作り、録音エンジニアのオリヴァーに送った。

「「故郷」への道 その4」 つづく

「故郷」への道 その3

マイク.jpg 確保した録音スケジュールまでの、残された時間は長くなかった。たいていは低すぎる調で書かれた曲を自分の声に合わせて移調するのにも時間がかかる。問題のある編曲に手を加える必要もあった。また日本語を解さない共演者や録音エンジニアのためにローマ字歌詞入りの楽譜も貼りあわせて作った。

「「故郷」への道 その3」 つづく

「故郷」への道 その2

RIMG0139.JPG

  ドイツ暮らしと、そこでの演奏活動も長くなった。仕事で歌う曲の歌詞はドイツ語をはじめとするヨーロッパの言葉で、私にとっては外国語だ。

  日本語で歌うこと、日本歌曲を取り上げることについては、関心はあったのだが、ヨーロッパのクラシック音楽の語法に首まで浸かっている私にとって、日本歌曲に取り組むことは気が重いことで、なかなか腰が上がらなかった。

「「故郷」への道 その2」 つづく

「故郷」への道 その1

Foto Nummer 1.jpg

 もうずいぶん前、ドイツのハイデルベルクに居たころのことだが、何かのパーティの席上で「是非一曲!」と乞われて、日本の歌を歌ったことがあった。曲は杉山長谷夫作曲の「出船」である。 ピアノも無く、無伴奏で思い切り遅いテンポで、気持ちをこめて歌った。

  

 

今宵出船か お名残惜しや 

暗い波間に 雪が散る・・・

 

「「故郷」への道 その1」 つづく

雪のカーニバル

RIMG0105.JPGドイツは今カーニバルの季節だ。2月15日の「薔薇の月曜日」の仮装行列で最高潮を迎える。ケルン、デュッセルドルフなどの本場では街が殺人的混雑となる。一日前の今日は、旧市街から見てライン川を挟んだ反対の岸で、地元の小規模な仮装行列があり、雪のちらつく中で出かけた。

「雪のカーニバル」 つづく

ブログ内検索
月ごとのブログ

山枡信明CD