寒さを迎えるころ〈冬のはじめの十日 その1〉

2016年11月23日

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  紅葉が進み、木枯らしが吹いて、横浜も急に冬めいてまいりました。

  陽射しがあっても空気がひんやりしています。

 

  こども自然公園に、

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  しっぽ発見

  多分  こども  じゃない。

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      “ アッ ミツカッチャッタ? ”

                    もちろん、丸見え

 

  台湾リスです。

  かわいいけれど、不法移民。小型種である日本リスの生存を危うくしています。

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          “ ドングリ ドングリ ”

                     いっぱい落ちてるね

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      “ サムクナル カラネ マッテタンダヨ ”

 

 リスはお腹いっぱい食べたあと、なおドングリ拾いをして、地面に埋めておくと聞きます。

 堅実な生き物なんでしょうか。

 しかし、埋めた場所を覚えていないらしい。ひたすら貯蔵。でも忘れる。

 勤勉なれど効率が悪そうです。とはいえ、努力家というのは神にも愛される資質。

 

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     “ メリハリツケテ ドリョク シテル ”

         そうそう、みやは努力家ではある。いつも というわけではないだけで。

 

  野生のリスのように冬支度をしている とは思えないのですが、

  この頃妙に大食になったみや。

  健康のために獣医さんに勧められて、ゴハンを換えたせいのような。

  10歳の誕生日を過ぎました。

  人間の年齢に換算するとはっきり初老とわかる年齢です。

  肥満はとかくよくないのですが、一回り大きくなった気がします。

  歳をとって、猫又化が進行し始めているのでしょうか。

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        “ ミヤチャン  アソンデクレナイシネ”

                        それは前からそんなでしょ   

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        “ シカタナイカラ ヒルネスルシカナインダヨ ”

  赤ちゃんの時に、たまたまこの家に来てみると、そこにいたのは気むずかしいオネエチャン猫。

  気の良いひたちにはちょっとかわいそうでした。

       でも 御縁だからね。時々やさしい時もあるしね。

        “ ホントニ トキドキ ネ ”

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  一緒に入ったら暖かいのに、みやはどうしても「一重(ひとえ)隔てる」堅苦しさ

                  “ ネコトナンカ イッショ  ヤダ ”

       リスは仲間で協力するらしいよ。

  相性とは別に、努力で仲良く出来るということは、結構高等なことなのかもしれません。

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         団栗山の                    

         ドングリは

         落ちても 落ちても

         草のなか

                        島木赤彦「どんぐり」より

 

        

 

 

 

 

 

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冬の初めの十日