丘の上のボン子ちゃん 〈春は名のみの十日 その1〉 

2015年2月12日

二月もなかば、日射しが元気になってまいりました。

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   白梅の花  ほころび

   目白がお花見にきています

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     風はまだ冷たいけれど のどかな朝の光です

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    光の春は たしかに来ています。

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          ” オヒサマガ  ゲンキダネ”

      まぶしそうね でも  うれしそうなボン子ちゃん

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             ” イイアサ ダ”

      青い草の葉を噛んでいます。

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       今日は 暖かくなるといいね

                   ” ウン “

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        ”オヒサマノヒカリガ フッテクルネ “

 

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             ウニャーン!”イイキモチ! “

     「猫背」どころではないボン子ちゃん 伸びのび

 

  紅梅も咲きました OLYMPUS DIGITAL CAMERA

     あたりに光が増すと 気持も明るくなるような

     なにか良いことがありそうな気がしてきます

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          ” コトリガ  アツマッテキテル “

 

 地上はまだ冬の続きですが、春は空からやって来て、
 鳥たちは人間よりきっと早く 季節に気がつくのでしょう。

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      早く本当の春になるといいね  

                    ” ウン “

 

      きみにならびて  野にたてば
      風きららかに  吹ききたり
      柏ばやしを  とゞろかし
      枯葉を雪に  まろばしぬ

      げにも  ひかりの群青や
      山のけむりの  こなたにも
      鳥はその巣や  つくろはん
      ちぎれの艸を  ついばみぬ

             宮澤賢治「雨ニモマケズ手帳」より

             ※「艸」は「草」

 

 

 

 

 

 

  

 

カテゴリー :
春は名のみの十日