2008年1月15日

みやとひたち






   赤ちゃんのひたちを迎えて、ひたちがみやを見習うのかと思うと、決してそうではありませんでした。ひたちは我が家の子どもになる前に、行き先が決まるまでの時期をいっときですが17匹の義きょうだいと暮らしていました。大所帯のおおらかさと集団生活に必要なすばしこさを知っていました。
   みやは気性のはっきりした猫だと思えますが、意外に感情を抑えて慎重に<ひたちの様子を観察します。その結果として、これまでしなかったいたずらをひたちを見習ってするようになって、食事の時間などはたいへんになりました。自分の体重の半分もあるほどの鍋の具材まで銜えて運んでいってしまうひたちには、かわいいものの困りものです。生卵を前にして異常に張り切ったりするので、主人には「ひたち」ではなく「いたち」君と呼ばれたりしています。しつけの時期です、責任重大。

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