書宗院展で講演します

2017年8月8日

今年の書宗院展は、8月23日(水)〜29日(火)、東京都美術館2F第4展示室で開催されます。

毎年趣向を変えて行われる特別展示は「比田井天来の学書」。天来の作品や臨書、いろいろな資料など、充実した展示が予定されています。

比田井家にあった天来の作品は、ほとんど佐久市立天来記念館に寄贈しましたが、いくつか残っています(少しはそばにおいておきたいので)。その中からお貸しするのは

養心王

まずは扁額「養心王」。ブログ「隊長の、ほら、美味しい」のパーティーのとき、時々見えますね。これをラベルにしたお酒もあります♡

 

二曲屏風その1。

二曲屏風その2。

さきほど届いた「書宗院報」によると、作品の他に半紙臨書とその原本になった法帖類、廻腕法で書かれた写本類、書稿、出版物の題箋、天来が使用した事典、書籍、天来が発行した書籍、雑誌などを、「そ、そんなにたくさん?」というほど展示する模様です。

25日(金)午後3時半から、東京都美術館の講堂で私が講演します。若い頃から、天来の作品がどのように変遷していったのかを、スライドを使いながらご紹介します。

ご注目(聞?)いただきたいのは、今回初公開の「比田井天来を偲ぶ会」という座談会の音声テープ。岡部蒼風先生司会で、上田桑鳩先生、桑原翠邦先生、金子鴎亭先生、手島右卿先生、沖六鵬先生、徳野大空先生、石橋犀水先生、比田井南谷といった方々が天来と小琴について語っています。この中から編集して、最後にご紹介するつもりです。

どなたでも聴講できます。さあ、これから準備しなくちゃ。

Category :
書道