鳴門市 大塚美術館

2017年7月16日

先月の末、四国の徳島県鳴門市へ行きました。徳島県立名西高校で、特別講義をすることになったのです。現代書道の始まりとして、比田井天来の書と人、次に、戦後の新しい書の展開についてお話しました。去年は蓑毛政雄先生と真琴先生の篆刻、その前は、石飛博光先生だったそうです。

日帰りにするつもりでしたが、ムー教授といっしょに来れたので、のんびりすることにしました。宿泊した鳴門グランドホテルは、全室オーシャンビュー。

 

夜は、蓑毛先生ご夫妻とお食事♡ お刺身がとても美味です。手前左は鯛ご飯。

 

大きな鯛のアラ煮は、身はふっくらと、外はこっくりと煮てあります。美味しい! 久しぶりなので、話は尽きず・・・。そうそう、前回(2009年)は、鳴門の渦潮へ連れて行ってくださったのでした。(渦の道がこわかった・ブログはこちら) 

翌朝は、雨模様だったので、大塚国際美術館へ。世界の名画が原寸大の陶板で複製 されている美術館です。本物は一つもありませんが、原寸というのがちょっと楽しみ。と思いながら入ったら、

 

大塚国際美術館

な、なんということ。ミケランジェロの天井画と壁画のあるシスティーナ礼拝堂が、そのまま復元されているではありませんか! ちょっと楽しみどころではない、この迫力。圧倒されました。原寸大というのはすごいもんです。しかも、撮影自由。なんてこと!

この美術館は、1000余点の作品が地下3階から地上2階まで約4kmに渡って展示されているんです。こうしてはいられない。進もう。

 

大塚国際美術館

お隣は、ムー教授の大好きなフェルメールの部屋。いい雰囲気です。複製といっても、印刷がよいので十分満足できます。

 

大塚国際美術館

ポンペイの秘儀の間が再現されています。

 

大塚国際美術館

ギリシャの壺絵を、展開図のように再現すると

 

大塚国際美術館

反対側にあるモチーフを同時に見ることができます。びみょーに立体感を残しつつ。

 

大塚国際美術館古代ローマの絵画やモザイクが展示されているスペース。

こんなふうに延々と名画が続きます。時代は中世へうつり

 

大塚国際美術館ビザンチンのモザイク画「皇帝ユスティニアヌスと随臣たち」。へえ、下にもモザイク画があるんだ!

 

大塚国際美術館

しかも、金色は特色が使われていて、キラキラ光っています。

ここまで1時間半。夢中で見ていたため、ちょっと貧血を起こしそうになり、カフェでスダチのジュースを飲みながら休憩。すごいスケールの展示です。気を取り直して

 

大塚国際美術館

スクロヴェーニ礼拝堂。天井の美しいブルーが印象的です。ジョットの壁画は「聖母の生涯」と「キリストの生涯」。

 

大塚国際美術館

キリストの誕生を祝いにはるばるやってきた東方の三博士。不思議な星に導かれたと言われますが、上にハレーすい星が描かれていますよ。

そして、いよいよイタリア・ルネッサンスが始まります。気力の限界に近づいているので、写真はできるだけ撮らないようにしよう。と決意!

 

大塚国際美術館

レオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知。美しい!

 

大塚国際美術館

ボッティチェリの春。

 

大塚国際美術館

北方ルネサンス。デューラーの自画像。

 

大塚国際美術館

レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐。修復後。

 

大塚国際美術館

こちらは修復前。いっしょに見られるのはすばらしい♡

 

大塚国際美術館

ピカソのゲルニカ。

 

大塚国際美術館

ジャクソン・ポロック。

とにかく、古代ギリシャ・ローマから現代まで、原寸大の名画が、これでもか、と並んでいます。途中から早歩きにしましたが、3時間半も見ていたのです。疲れた!

 

お寿司屋さんに入り

ビール、お刺身、岩牡蠣、日本酒、握り寿司。ほっと一息。

しかし、大塚国際美術館には、ただただ圧倒されました。また行くぞ!

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日記