春の香り

2017年4月13日

かんぱーい。4月9日日曜日午後5時半、外では細かい雨が桜を潤しています。わたしたちは、これから春の香りをいっぱいに浴びた美味しいお料理をいただきます。

まずは若竹煮。こっくりと煮えています。口に入れると筍独特の風味が強く感じられ、ポクポクと歯切れよく、香りが広がる〜。普通は皮付きのまま糠でゆでますが、これは皮をむき、カットしたあと、大根おろしをしぼったおつゆと水をまぜたものに1〜2時間漬けて、その後ちょっと茹で、それから煮たのだそう。分とく山の野崎料理長が考えだしたんですって。簡単でいいですね♡ 旬のワカメも繊細で美味。こういう味はお子様にはわかるまい。

続いて蕗と油揚げの煮物。できたてなので、蕗の強い香りがたまりません。なんといっても、お出しが違います。

これはウドとワカメの酢味噌和え。シャキシャキしていて、ウドの香りがたっています。お酢とお味噌の割合が絶妙です。

ウドの皮のきんぴらです。食べられるものはすべてお料理しちゃう隊長ってすごい!

切り干し大根、人参、ちくわ、いろんなお豆、グリーンピース(これもお豆だ)、絹さや、おっと昆布も入ってるみたい。賑やかなハーモニーにお酒もすすんじゃいます。

白いんげん豆の甘煮は子供の頃は苦手でした。でも今は美味しいなあ。

新キャベツの煮物には、鰹節とまぐろ節(そんなのあるんだ!)がかかっています。新キャベツの味がストレートに伝わってきますよ。

大根の皮の醤油漬け。今日は春のお野菜を、その風味いっぱいにいただいています。日本人でよかった! っていう感じかな。

ここで、お隣からお客さま三人を迎えて、もう一回かんぱーい。賑やかになりました。

平均年齢が若くなったので、お肉の登場。鶏肉と豚肉です。よーく味がしみてて、どっちも美味しい。

ソテーした大根にひき肉の餡がかかっています。柔らかい大根と餡がいっしょになると、なんともいえないやさしい味わいです。


漬けかつおの手こね寿司。若者はたくさん食べなきゃね。ミョウガや生姜、青じそが入ったすし飯とかつおだったら、お年寄りだって食べちゃいます。ごはんの量を調節できるからいいですね。

かんぱーい。白ワインに突入です。

若者向けにこんがりポテト。ワインにあう!
ここで赤ワイン。まだ白の人もいますが、なにはさておきかんぱーい。

ミートボールと野菜のトマト煮込み(でいいのかな?)、スパゲティ添え。このスパゲティはグルテンフリーの特別なやつ。米粉なのでもっちもちです。

こんなに美味しいものが出てきちゃったらやめられません(そのせいにするなっ)。かんぱーい。お隣から差し入れの極上ワインでございます。

初々しい春の香りと日本酒から始まって、ディープな赤ワインで盛り上がる酒宴は、いつもの通り、尽きることがないのでありました。

それにしても、これだけのお料理を一人で作る隊長はすごい! しかもすべてグルテンフリーです。最近、グルテンアレルギーのお子さんが増えているみたいなので、参考にしてくださいね。