年越しは汽笛とともに

2017年1月9日

小さい頃から、新しい年の始まりは横浜港の汽笛でした。そして、2017年も、あのなつかしい汽笛が新しい年を運んできました。

お料理を作ってくれるのは天才料理家(と勝手に決めている)、すなわち隊長です(実は弟でございます)。 隊長のお庭では、こんな灯りが迎えてくれるのです(嬉しい)。

それと、お庭でなったちっちゃなみかん。実をたくさんつけるんです。鏡にうつっているので、二倍、二倍(昔こんなコマーシャルがあった)。

乾杯

かんぱーい。隊長とみつえ隊員(姉です)とムー教授(夫です)、そして私。今年は酔中夢書初心者のために、わかりやすくいきますよ(えらそー)。お酒はムー教授の好物、満寿泉です。

お庭で作ったミニ大根。私も真似して二十日大根を作っています(真冬だけど)が、なかなか結球しない(泣)。気を取り直して、ピンクソルトとトリュフ塩が混ざったやつをつけて、ぽりぽり。新鮮!

自家製なめたけと自家製イクラとたっぷりの大根おろし。市販のなめたけはお醤油が入っているので使えません。小麦粉が入っていないグルテンフリーのお醤油を使った、甘くないなめたけです。混ぜて食べると香ばしくて美味。

生ハムとトマト、右端はモッツァレラ・ブッファラ、つまり水牛のモッツァレラチーズです。ものすごくクリーミー。イタリアではこれが本当なんですって。

アトランティックサーモンのめんつゆ(なんと!)漬けと王様アボガド(特別のアボカドです)をグルテンフリーのマヨネーズであえたもの。三つの味が一体となって、とろけます。アボガド嫌い(信じられない)のムー教授もおかわりしました。

ホイルの中には

昆布に乗った真鯛、たまねぎ、茎が長いブロッコリー(スティックセニョールっていうのかな)。昆布の旨みを吸った、おいしい蒸し焼きです。

ここで、みつえ隊員提供の、はんぱなく大きくてゴージャスな毛ガニが出てきたのですが、最初の姿の写真を撮り忘れ、開いたところはあんまりきれいじゃないので、足だけです。(ほんとに大きいんだってば) 味噌たっぷりで、それはそれは美味でした。

やさしい味のロール白菜。大根みたいに見えるのは聖護院蕪、おはしでほろほろととろけます。

卵であることは誰にだってわかりますが、どう使うのか、絶対当たらないと思う。

じゃーん、卵かけご飯の登場でございます。まだまだどうなるかわからないぞっ。

A4の黒毛和牛。さーてどうなるのでしょう。

乾杯

じらしているわけではありませんが(じらしてる)、かんぱーい。

さてさてこの煮汁はですねえ、牛肉を煮て、タンを煮て、また牛肉を煮て、と数週間かけて準備した極上のおつゆです。ほら、継ぎ足し継ぎ足して旨みが増していくってやつですわ。

さっきの卵ご飯にのっけます。これが美味しくないはずがないでしょっ。お酒だけじゃなく、ご飯も食べさせようという隊長の親心。ほんとに姉のような弟です。(私は弟のような姉か?)

もちろんたまねぎもしみじみと美味しい。・・・もうすぐ年越しだよ。

乾杯

年越しはやっぱりシャンパン。かんぱーい。

左のカマンベールは和製ですが、とろっとろ。右はフランスのブリーチーズ。

なんてやっているうちに、シャンパンがなくなっちゃった。新しい白でかんぱーい。そして、かすかに、ボーっという音が! 始まりました。12時になると、横浜港に泊まっている船がいっせいに汽笛を鳴らすのです。闇の向こうから響いてくる汽笛の音は、新しい年を祝福しているようです。おめでとう。

年越しそば

年越しそばは、フランスの鴨ロースのつけそばです。おいしい。じゃあ、おやすみなさい。

翌朝は、卵ご飯を食べてあんまり飲み過ぎなかった(ほんとか?)せいか、元気です。ご馳走が並びます。数の子と松前漬け、黒豆(ふっくらジューシー)、タコときゅうりの酢の物、イクラは塩漬けとしょうゆ漬け、くるみと栗(栗むいちゃいました、って、あれらしい)、菊花蕪、ハスの酢の物とナマス。市販のものが食べられないので、ぜーんぶ手作りです。私たちにとってはラッキー(ごめんね)。

かまぼこと錦卵(これは買ったらしい)、マグロの大トロ(すごい)、鯛の昆布締め(手作り)。

お煮しめと煮卵と牛肉しらたき。子どもの頃、おせち料理の中にこれがあって嬉しかったな。

お雑煮

暮れのうちに、佐久市の寺尾先生から美味しいお餅をいただきました。お家でついたみたいにあったかいお餅です。それを揚げて、お雑煮が完成です。お出汁もおいしいし、コクがあって、おもわず全部食べちゃいます。お餅だけも食べたい。

上手に揚げてあるので、これがまた美味しいんですよ。

乾杯

シャンパンでかんぱーい。幸せな元旦でした。じゃんじゃん。