朝日新聞GLOBEに載りました。が・・・
今朝の朝日新聞「GLOBE」の特集は「書の冒険」。写真入りで大きく載せてくれたのですが、やっぱりか、みたいな・・・。
去年、取材が二回ありました。私は例のとおり演説をぶったのですが、なんとなくからまわり。あれ?
「書道とインターネットって結びつきませんよね」 (結びつきます!)
「若い人は書道やらないでしょ?」 (やりますっ!)
「本の売れ行きはどうですか?」 (まあ、あんまり売れないけど。)
つまり、現代書のマイナーな面を強調したいのかな、と思ったんです。そしたら、そのとおりでした。
朝日新聞GLOBEのサイトに、三人の方の記事が載っていますので、ご覧ください。私は期待に答えられなかったようで、ネットには載っていません。もう一つ、ネットに載っていませんが、イスラムの書道はおもしろかったですよ。
私が言いたかったのは、書道は素晴らしい芸術なのに、テレビや新聞はほとんど取り上げない。取り上げても、製作者が書道を理解していないし、専門家の意見を取り入れず、自分の判断で作るので、専門家には残念な内容になる。専門家の意見も聞いて作って欲しいですよね。視聴者の中には深く理解している人もいるのですから。
だから私は自分で、インターネットのテレビをやることにしたのです。「書を愛する人のためのドキドキ生放送」。
天来の作品が紹介されたのはよかったかな。
でも、私、インターネットは書道のようにマイナーな文化にとって、すばらしいチャンスだと思うんです。情報を欲しい人に、お金をかけずに的確に発信できるんですからね。ネットがなかったら知り合えなかったであろうすてきな方々とお友達にもなりました。
さあて、今年の書道テレビは4月から、毎月第三水曜日の午後8時から放送します。見てくださいね。