2010年10月16日

第4回天来祭り

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たいへん遅くなりましたが、天来祭りの様子をご報告します。



それは10月10日から始まりました。
新幹線を予約するのが遅かったため、二人ずつの席です。わたしはもちろんムー教授といっしょ。


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かんぱーい。ハイボールです。朝のお酒はおいしいなっ。

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続いて赤ワイン。二本もっ? とお思いでしょうが、グラスを二つ獲得するためには二本買わなければならないのです。
ほかの席はどーかなー。
などとやっているうちに、佐久平に着きました。

天来君がお出迎え.jpg
NPO法人未来工房もちづきの吉川さんと依田さんがお出迎え。吉川さんが持っているのは「天来くん」。ツイッターのお友達、ounenさんが書いてくれました。ほんとは等身大にしたかったのですが、横に広がりすぎる・・・。
で、左は田宮文平先生。先生のグループはお酒飲んでいなかったらしい(やばい)。


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ちょうど、稲刈りが終わってました。こうやって天日干しをすると、お米に栄養がゆきわたっておいしくなるんですって。
この日は天来自然公園へ行ったり、生家に行ったり、石碑を見たり、大沢酒造さんで試飲をしたりした模様です。私たちは先に美術館へ行って、作品説明会の打ち合わせ。
夜は懇親会がありました。何しろ大騒ぎで写真撮影の余裕はなかったのでした。
翌日はいよいよ天来祭りの本番です。お客様はものすごい数。浅沼先生の作品解説はラッシュアワーの電車の中みたいでした。

そして午後は高校生たちのパフォーマンスです。最初は野沢南高校のみなさん。黒い紙にアクリル絵の具を使って書いてくれました。私たちはペンキ職人、出張パフォーマンスをしますよ、とごあいさつ。かわいい書道ガールズにおじさんおばさんは大感激。
曲は「残酷な天使のテーゼ」。知りませんよねー、と小林小百合先生と話しちゃいました。エヴァンゲリオンのテーマらしい。みんな楽しそうに書いてましたよ。

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次はわれらが望月高校。天来の書いた「質実」と「剛健」がある学校です。

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すばらしいことに、曲は校歌をロック風にアレンジしたものでした。口ずさみながら元気いっぱいに書いて行く様子に、みんな大拍手。天来の「剛健」にふさわしいダイナミックな書きかたです。

最後は今回最大の作品を書いてくれた飯田高校。遠くから来てくれました。

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何しろ大作(10m×9m)だし、人数も大勢なので、書く前に念入りに字配りをイメージします。そしてにぎやかに始まりました。曲は木村カエラの「おおプリティウーマン」。これなら私たちも知っていますね。全員の息がぴったりとあった、すばらしいパフォーマンスでした。


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この体育館には二階席があります。そこから撮った作品です。ねっ、楽しそうでしょ。

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休憩をはさんで、今度は先生方の揮毫会です。書宗院の吉野大巨先生。先に六点も紙が並んでいて、えーっ、時間大丈夫かなーと心配しましたが、見事書き終わりました。甲骨文から金文、隷書などダイナミックな作品です。

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次は渡部会山先生。創玄書道会です。これは現地の方からのリクエスト作品。このあと、迫力満点の漢字作品と山頭火の俳句を書いてくださいました。

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最後は独立書人団の大石千世先生。淡墨を作るところから始まりました。現地の方のリクエストのあとはいよいよ淡墨を使います。ほぼ一m四方の紙に一字ずつ。「岳」「天」「来」「祭」の4文字です。

写真があんまりないのはですね、私は司会をしていてそれどころではなかったからなのです。とても楽しく司会をさせていただきました。
そして、なんと、お祭りの参加者は520名、この日一日の近代美術館入館者は645名だったそうです。感激!

終わってからは、すぐ帰る・・・はずはありません。

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みんなで多津衞民芸館へ行って、美味しいお酒とおいしいお料理をいただきました。なにしろ採りたての野菜が最高です。
途中から市長さんも見えて、大盛り上がり。帰りの新幹線では騒ぎすぎて、車掌さんに怒られました。(こんなの初めて)

お祭りの余韻もさめ、やっと落ちついてきたので、佐久の風景やおいしい居酒屋さんなどを順次ご紹介していきますので、お楽しみに。

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