ビデオ 書・二十世紀の巨匠たち
昔、昭和35年頃、ビデオなどなかった時代、比田井南谷は8ミリに夢中でした。子どもたちも撮りましたが、当時の著名書家が作品を書いているところもたくさん撮りました。そしてそれを、家に来るいろんなアーティストに見せました。オノ・ヨーコさんもこれを見て、すごく喜ばれたそうです。
筆が動く様子は、書を知らない人にとっても興味深いんだ、と知った私は、いつかこれを商品にしたいと思っていました。
そして、小郷カメラマンと知り合い、南谷が撮った映像だけでなく、現代を代表する作家が作品を書いているところをビデオにしようと思いついてしまったのです。
漢字、かな、篆刻の巨匠たち。
断る方も多いだろうなあと思っていたら、事情があってお二人だけが辞退され、ほかの36名の方はすべてOK。物故者の作品を書いている映像も集まり、撮影は終了。
シナリオはどうするの? お金ないし(汗)。
ある時、お風呂の中でふと頭に浮かんだのは「遠い昔、私たちの祖先は文字を作りました」というフレーズ。これだ!
そして、シナリオを全部一人で書いてしまったのでした。
これは最初のデザイン。全六巻38000円+税という高価なセットだったにもかかわらず、売れました♪ 新聞や雑誌にも紹介され、私はいっぱしの映画監督気分・・・でもありませんでしたが、嬉しくて何遍も何遍も見たのでした。
そしてあれから20年。いろんなビデオを作りました。
ここしばらく作っていませんが、懸案だった「筆墨紙硯事典」も「現代書道の父・比田井天来」も書き上げたし、また作り始めま〜す。取材の様子などは、ブログに書きますので、見てくださいね。
そしてあれから20年。いろんなビデオを作りました。
ここしばらく作っていませんが、懸案だった「筆墨紙硯事典」も「現代書道の父・比田井天来」も書き上げたし、また作り始めま〜す。取材の様子などは、ブログに書きますので、見てくださいね。