2009年3月 6日

4尺単宣って4.5尺なんです

伝統的にもっともよく書かれてきた作品形式は「半切(はんせつ)」。
床の間に掛けられた漢字の書は、たいていこのサイズです。

今、漢字やかな交じり書を書く方々に人気の「本画宣(ほんがせん)」は、正確にいうと「棉料(めんりょう)四尺単宣」で、半切はこれを縦長に半分に切ったものです。

小画宣紙サイズ.gif今まで、「四尺単宣」って、縦が四尺なんだとばっかり思い込んでいましたが、ちょっとへんです。だって、半切の高さは135㎝って常識でしょ。で、中国は、一尺が30㎝ですから、これって4.5尺なんですよね。
つまり、四尺単宣は「2.3尺×4.5尺」なんですよーーー。
精華堂さんの話では、寸法や重さの単位は時代によって変るので、これが四尺だった時期があったんじゃないかということです。

上の図、書道関係の方はお役立てください。書道以外の方は「へー」って言ってください。

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