2008年11月28日

クライアントを納得させる方法

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品川では、桜からイチョウへと紅葉が進んでいます。
葉が落ちる。大空の遠い国が枯れたように、ものを否定する身振りで落ちる。
なんていう詩がありました(リルケかな)。



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東京では「深まりゆく秋」ですが、弘前はもう冬でしょうか。3時の飛行機で向かいます。
明日開催されるイベントでは、デザインの世界で筆文字を書く方や、そんな活動に興味を持つ方が集まります。
筆文字を発注するクライアントは、自分が求めるものを具体的に表現するのが難しいらしく、納品しても、なかなか満足してもらえないことが多いそうです。
その打開策。
荻野丹雪先生は、本命・それに注ぐもの・本命をひきたてるものなどを書き、データではなく、必ず紙に書いたものを納品するそうです。データだと「ここをちょっと長くして」などと言われやすいのですって。
岡本光平先生は、「急ぐんでしょ?」と聞き(だいたいいつも急がされる)、社長、関係の重役、担当者を集めて目の前で書くのだそうです。そうすると雰囲気に押されて、うまくOKが出るとのこと。確かに目の前で書かれると、なんか感動しますよね。天来祭りの揮毫会では、注文した人の前で先生方に作品を書いていただきますが、ものすごく喜ばれます。

明日はそんな話題がたくさん出るみたいです。まだ席がありそうなので、興味がある方はぜひご参加ください。
天来書院トップページに「イベントのお知らせ」があります。

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