4 南方熊楠と青い海
今日もいいお天気。太陽の光をさんさんと浴びて(ちょっと浴びすぎ)、最後の休日です。
エメラルドグリーンの海と白い砂浜、それはパソコンのない、本物の空間ですね。
最初に南方熊楠記念館へ行こうと思って、バスの時間をチェックしたら、10時40分(くらいだった)までありません、という返事。それでは予定を逆にして、絶景のポイントへ。
すごいでしょ。三段壁というところです。複雑な岩ひだが雄大な光景を作り出しています。ここには洞窟があります。
右から波が寄せてきて、左の穴で海水を吹き上げるそうです。嵐の時なんか、すごいだろうなー。
そしてバスに乗って南方熊楠記念館へ。バスを降りるとすぐそばにあったのが
グラスボート乗り場。海女のショーがないので、今日は300円引きです。ってことは、水中を見る舟? もしかしたら、あの丸い窓は海面下になるのかな。それって、潜水艦? 面白そうだから、乗ろう乗ろう。
そうではありませんでした。下が見えるガラスの箱がついているのです。わー、魚が見える、とみんなおおはしゃぎ。いろんな魚が見えます。左下は、色とりどりのさんごの間を魚が泳ぎまわっています。神秘的ですよ。
舟をおりて、歩いていくと
こんな看板がありました。左の似顔絵は、学者って感じじゃないなー。右の看板には若いころの写真と「歩く百科事典」の文字が! たくさんの人に印象付けようとしてます。えらい。
坂道を登っていくと、杖が(汗)。覚悟しろということかな。よーし、一本借りてがんばろう。ほんとにすごい坂でした。車椅子の方には、別の道があるようです。
とにかくすごい努力を続けて偉業を成し遂げた人ですが、お酒が好きだったらしい(ふふふ)。アメリカのミシガン州立農学校時代、アメリカ人二人、日本人二人とお酒を飲んで、「法師さん」の遊び(それってなあに?)をして、自室にたどりつけず、廊下で眠っているところを校長に見つかり、責任をとって退学したそうです。記念館のホームページにありますよ。
館内は写真が撮れないのですが、屋上へ上ると
すっばらしい眺めです。エメラルドグリーンから深い青へと変化する海の色には、うっとりしてしまいます。
熊楠がこよなく愛した「神島」が見えます。「おやま」と「こやま」の二つからなる小島で、熊楠が自作の和歌を書いた石碑が建っているそうです。
そして、お昼とお土産のために、とれとれ市場へ。すごい人です。買ったものを焼いて食べるバーベキューもあります。この暑いのに人がいっぱい。日本人のエネルギーはすごい。
お昼の席取りに疲れた私たちは、帰りの新幹線のために地酒を買いました。おつまみまで買う余裕がなかったので
まあ、こんなもんです。
次はどこ行く? 台湾行こうよ~。やだよ。じゃあ奈良は? そんならいいよ。といって、彼は眠ってしまいました。おしまい。
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