2008年7月31日
2008年7月30日
山枡信明 テノールリサイタル 無事終了
2008年7月29日
山枡信明 テノールリサイタル
ビデオ「比田井南谷」に出演してくれた従姉弟、山枡信明くんが、今日、みなとみらいホールでリサイタルをします。
2008年7月28日
夏にぴったり 酢の物とフローズンサンドイッチ
今日は、タコとリンゴの酢の物と、冷凍サンドイッチです。とっても簡単。
2008年7月27日
2008年7月25日
ギャラリートークの準備中
どうせ有名なものばっかりだから簡単簡単。でも、ちょっと調べようかな。と調べだしたら、簡単ではありません。とにかく数が多いし、印象批評だけでもいやだし。でもやっと終わりそうです。
石門の拓本が三本並びますが、これ、ちょっとおもしろいです。
まず、西暦66年に、蜀の桟道の難工事を記念した「開通褒斜道刻石」。石のひだをよけて、自由自在に書かれた、すばらしい摩崖碑です。
ところが、その道がまた通れなくなって大工事がなされ、82年後の148年、工事の監督者だった楊孟文の徳をたたえた「石門頌」が作られました。文字の大きさがそろい、整理されていますが、古朴な味わいは同じです。あっ、テキストシリーズにない(汗)。
その25年後、たまたま通りかかった楊孟文と同郷の人が、石門頌に感動して、楊さんの孫だってすごいんだぞと「楊淮表記」を作りました。自由でのびのびとしていて、左右にかたむき変化に富み、すごく魅力的です。
当時は紙などなかったのですから、岩に直接書いたと思います。だから「開通褒斜道刻石」を見た人が、ライバル意識を燃やして、まったくっ雰囲気の異なる書風で「石門頌」を書いたのです。そして、「石門頌」の補足ともいうべき「楊淮表記」を、こんな風に書くなんて、すごいことです。後世の人もここに題字などを書いたわけですから、石門の中は、あたかも名品のギャラリーですね。今はダムを作るために壊されて、漢中博物館に移されてしまい、本当に残念です。
明日は銀座画廊美術館(7F)で、午後4時からギャラリートークです。たくさん聞きに来てくれるかな。ちょっと心配。
臨書に挑戦!(田村南海子ブログ)
営業部からの便り(橋爪ますみ・佐藤貞男)
2008年7月24日
おもしろい(かもしれない)書道の話 「ほ閣頌」
子供の頃からお習字は大嫌いだったあなた(そんな人はここへ来ないか)も、ちょっと待ってね。
私も書道なんて好きじゃなかったんです。でも、拓本には魅力を感じていました。
2008年7月22日
「書宗院展」で書学院蔵拓本展
比田井天来門の中で、臨書の名手といえば桑原翠邦先生。先生が創設した書宗院の臨書展が今日から銀座で開催されています。
三年前から拓本展が併催されていますが、今回は中国漢代を中心とした拓本が陳列されています。いずれも比田井天来、南谷が買い集めた逸品です。日下部鳴鶴先生旧蔵もあります。
右から開通褒斜道刻石、上に対の鳳凰を配した沈府君神道闕、裴岑紀功碑、楊淮表記、石門頌、孔子見老子画像(武氏祠)、子游残碑、三老諱字忌日記。
ガラスケースの中も充実しています。これは西狭頌とほ閣頌。
ほかに、青銅器拓本に呉大澂が一枚一枚書き込みをして印を押した「墨皇帖」(連載「書学院の逸品」第2回)など、整本、剪装本20点以上が陳列されています。スペースは広くはありませんが、かなり充実しています。
26日(土)午後4時から、私がギャラリートークをします。入場無料。
みなさん、このチャンスを逃さず、ぜひぜひ見に来てくださいね。
陳列も終わったし
かんぱーい、って、まだ始まってないぞー。
行ったのは、銀座の土風炉、おさしみ、とってもおいしかったでーす。
臨書に挑戦!(田村南海子ブログ)
営業部からの便り(橋爪ますみ・佐藤貞男)
2008年7月20日
釜めし お可免(おかめ)で「はもしゃぶ」を
18日金曜日午後5時半。今日は出かけま~す。とだけ言って、会社を出ました。みんな???。どーせ飲みに行くんだな・・・という顔で、「いってらっしゃーい」。
実は前日、隊長から「工場のまわりを掃除したので、明日はもしゃぶだよ」というメールが届いたのです。何時から始めるの? 6時。んんん。えーい、5時半に出ちゃえ。というわけだったのです。
だから、このことは、社員のみんなには内緒です。
日の出町に着いたら、隊長から「てんぷら食べちゃうよ」という恐ろしいメールが。行ったのはここ「おかめ」という釜めし屋さんです。メンバーは、比田井南谷が作ったもう一つの会社「横浜精版研究所」の社員のみなさん。私はこの会社の役員をしているのです。
そして、てんぷらは
こんなになってました。ま、いっか。
これは和歌山県の鮎だそうです。ふっくらとやわらかい身が絶品でした。でも、皮を切るのにはさみがほしい。
出てきました、はもです。もちろん骨切りしてあります。これをしゃぶしゃぶするんですよ。
左下にいるのがはも。さっとしゃぶしゃぶします。おだしがでて、おつゆがとろーっとしてくるんです。
しめはおじや。でもここは釜めしが名物だし
両方たのんじゃいました。おいしい。でもおなかいっぱい。
でもまだ早いので、夜の伊勢崎町へと繰り出しました。前とずいぶん変わりました。右の有隣堂さんは、天来書院の本をたくさん置いてくださっています。天来書院の本が見たかったら、有隣堂へ行こう。
二軒目はここ「酔八仙酒家」。やっぱり生ビール。わたしはちょっとトイレへ。乾杯を待っていてくれたのですが
あーん、あわがない。やり直し。
これだぜ。かんぱーい。
ピータンとかいろいろ食べたのですが、写真を撮り忘れた(最近これが多い)。
じゃ、次行こうっていうんで、「owl」というバーへ行きました。
久々にブラッディメリーという、トマトジュースのカクテルを飲みました。右はマティニ。ポテトサラダがやけにおいしい。
最後はジン。このジンは初めて飲みましたが、とろーっとしていておいしい♪
なぜジンかというと、最後まで残ったメンバーの一人である美津江さんは、若いころ「ジンストレートでなくてはお酒ではない」と思っていたらしい。
今度の「天来祭り」に、いっしょに行きますよ。みんなでジンを飲みましょう。
そして最後に、天来書院の社員のみなさま、お許し下さい。お盆の前にみんなで飲みに行こうねーーー。
臨書に挑戦!(田村南海子ブログ)
営業部からの便り(橋爪ますみ・佐藤貞男)
2008年7月18日
2008年7月17日
桃の冷製カッペリーニ
隊長はくだものを使ったお料理が得意。今日は桃を使ったパスタです。
店先に、おいしそうな桃が並んでいますね。
ブランチにおいしい桃の冷製カッペリーニを作りましょう。
まず、スーパーでパックに入ったコンソメの冷製ジュレをさがしてください。なかったら、コンソメを少し濃く作ってひやしておいてください(コップ半分くらい)。
あとはカッペリーニ(細いパスタならOK)、セロリ、ピーマン、トマト、玉ねぎ、バジル、ハム、それと桃です。あとはオリーブオイル、レモン、マヨネーズ少し、生クリーム。
野菜はうすく切ってください。トマト、桃は一口大に角切りに。
カッペリーニを塩を多めに入れてゆでます。
ゆであがったら水を切って、冷水でよーく冷やして、水分をよく切ってボウルに入れます。
すかさずコンソメジュレを入れ、よーくかきまぜると
パスタにコンソメが全部入ってしまいます。
そのあとオリーブオイルをいれ、塩、コショウ、レモンで味を整え、野菜とハムを入れてよくまぜます。トマトと桃はまだ入れないでください。
なじんできたら、生クリームとマヨネーズを少し入れて混ぜながら、トマト、桃を入れてさっくりまぜれば出来上がり。
桃のかわりにグレープフルーツと、ゆでたエビ、ホタテ、イカなんかで作ると、冷製シーフードパスタです。
本当は、パスタが熱いうちにコンソメを入れて、氷を入れたボウルの上でまぜながら冷やしていくんだけど、ちょっとインチキで作っちゃいました。
きれいでおいしそうですね~。暑い日のブランチ、これに白ワインなんかあった日には、どうしましょう。
また12時間、飲み続けちゃうかも(汗)。
2008年7月16日
王羲之 法帖の名品
今回見られるのは王羲之の模本「蘭亭序・神龍半印本」です。ほかに、宮内庁所蔵の「喪乱帖」や前田育徳会所蔵の「孔侍中帖」など、日本にも名品がありますね。
模本や臨書は習いやすい気がしますが、ちょっと待って下さいね。
上は有名な初月帖。模本と拓本を並べてみました。『中国書道史事典』には、こんな風に書かれています。
この手紙も『万歳通天進帖』に収録されている。左の図は『真賞斎帖』に刻されたもので非常に精刻である。むしろ双鉤本よりも迫力がある。
拓本でしか残っていない名品もたくさんあります。
大観帖自体はそれほどではありませんが、第六巻カク場残本だけはすばらしいものです。中から一点ご紹介しましょう。生き生きと筆が動いていて、臨書したくなりますね。
そして、私のお気に入りは
これです。「思想帖」。美しいですねー。
羲之頓首の羲の字(最初の字)から之の字(2字目)に続くべきところを、しばらく間をおいて絶えんとして続き、また絶えんとしては続いている。この不即不離のところに、えもいわれぬ妙味があります。
憂の字(4行目第一字)と深の字(次の字)はいずれも緩やかにかつ澄んで、夜明けの空をながめるような感じがする。
王羲之は蘭亭序だけではありません。拓本にもすばらしい書がたくさんあります。それらにも注目してほしいので、あまり知られていない名品もたくさん盛り込んだ本を現在製作中。お楽しみに。
さて、ちょっと堅い話が続きましたが、あしたは隊長レシピ「桃のカッペリー二」をご紹介しま〜す♪
2008年7月15日
蘭亭序・神龍半印本
その目玉が「王羲之蘭亭序・神龍半印本」です。これはもちろん名品ですし、私も見に行きますが、これ、蘭亭序の最高のものとは言えないってご存知ですか?
そもそも王羲之が書いた「蘭亭序」のホンモノは現存しません。王羲之が大好きだった唐太宗が、自分のお墓に入れちゃったんです。名品のほまれ高い「蘭亭序」ですから、太宗が死ぬ前に、いろんな人が模写をしたり、臨書したり、それをまた木や石に彫ったりしました。それが今に伝わっているのです。
昔から有名なのはこの「定武本」です。太宗が多くの名人に作らせた臨書のうちで、欧陽詢のものが一番真に迫っていたので、これを石に彫らせましたが、それがこの「定武本」だと言われています。とはいえ、「定武本」という名前がついたものは数知れず、どれがホンモノかケンケンガクガク。でもこの拓本、ちょっと堅苦しく見えるという人もいますが、上品な味がありますね。
そして今回の神龍半印本はというと
左が「張金界奴本」と呼ばれるもので、臨書ではなく、忠実な複製本ではないかと言われています。西川寧先生の「張金界奴本について」という、精密な論考があります。ただ、現存のものは相当傷んでいて、後から筆で書いちゃった部分もあるんです。
じゃあ、どーしたらいいかと言うと
石に彫って拓本をとったものがあるんです。左は「余清斎帖」という法帖に入っているものです。臨書手本としては、これか、「秋碧堂帖」のものが最適です。
天来書院テキストシリーズでは、筆路がよく見えるので、神龍半印本を掲載していますが、その後に「余清斎帖」の「張金界奴本」の拓本もありますので、ぜひこっちで習ってみてください。
で、神龍半印本はというと、比田井南谷著「中国書道史事典」では、長鋒筆で書かれているので、だいぶ後世の臨書だとあります。唐蘭という人は、刻本は南宋末頃の偽刻とまで言っているらしい。しかも、模本が刻本の原本であるか、さらに後世のものであるかは、意見のわかれるところなんですって。
2008年7月13日
ナスのディップ 今夜はアラビアンな風が吹く
今日はお酒の話は無し(飽きた・・・・・)。
久々に隊長レシピのご紹介です。
4月5日に、横浜元町でお花見をしたとき、ナスのペーストや串焼きなど、異国情緒漂うお料理を食しました。その作り方がいよいよ明かされます。メモをご用意・・・しなくてもいいインターネットは、テレビよりすごい。
まず、ナスをしぎ焼きにします。めんどくさかったら、冷凍のナス焼きでいいです。
これを適当な大きさにカットして、皿に乗せて、フォークでよくつぶしてペースト状にします。
少し水を加えて、ここに、よくすった白ゴマをかなりたくさん入れて、塩コショウをし、レモン汁とヨーグルトをいれてよく混ぜれば
最後に上からオリーブオイルをたらーっとかけてできあがり。
このディップは、ナンとかにつけてもおいしいけれど、肉のソースにとてもいいので、ちょっと中東風のケバブでも。
ラム、牛、鳥、なんでも串にさします。
肉に、塩、コショウ、クミン、コリアンダー、チリ、シナモンをかけて、少しおきます。
あまり強くない火で焼きましょう。
焼けたら、焼くのにかかった時間と同じだけ休ませます。
食べる前にもう一度さっとあぶって
薬味に、クミンの粒、あらびき韓国トウガラシをつけて、さっきのナスのディップをのせて、ナンとかピタパンにでも巻いて食べてください。
あと、パックされて売ってるパイナップル、焼くととてもおいしいよ~。
スープもほしいですね。レンズ豆のスープを。
レンズ豆2カップをよく洗って、あと玉ネギ1コ、ジャガイモ1コ、ニンジン1本、トマト1コ、ニンニクかけ、クミン小さじ1パイ。野菜はこまかく切って、水カップ6の中に入れて、やわらかくなるまで煮てください。
これをミキサーにかけて
バター大さじ1、塩コショウして、あまりドロドロすぎたら少し水を足して、少しグツグツしたら、
レモンをしぼって出来上がりです。
え、ゴハンも欲しいの?
では、ビリヤーニライスを。これはインドなんだけど、中東でもポピュラーなんですって。
まず、鶏肉を切っておいてください。
玉ネギ1コを薄切りに、ニンニク1カケといっしょに、色がつくまで炒めてください。
鶏肉と塩、トマトペースト大さじ3、しょうが汁少し、コリアンダー少し、コショウ、あとガラムマサラを入れて炒めます。
ここに洗った米2.5カップ入れてさっと炒めたら
ジャーに入れて、たきこみゴハンの目盛にあわせて、少し多めの水かげん(鳥とか野菜の分)3カップちょっとくらいして、サフランをひとつまみ入れたらスイッチオン。
パセリをふって出来上がり。
今日はいろんな調味料がでてきましたね。スーパーの棚に並んでいるスパイス類は、こんな風に使うんですね。エキゾチックなお料理で暑さを吹き飛ばしましょう。
臨書に挑戦!(田村南海子ブログ)
営業部からの便り(橋爪ますみ・佐藤貞男)
2008年7月12日
12時間も飲んでた(汗)
11日は、金子卓羲先生を偲ぶ会。上野精養軒で開催されました。
いつもは丸いテーブルなのですが、こんな風にテーブルを並べるとたくさん座れるんですね。「こんなにたくさん来てくれるとは思わなかった」とどなたかがおっしゃってました。誰にもやさしく、エネルギッシュに活動をされていた卓羲先生ですもの、参加しない人はいませんよね。
最後にスライドが上映されました。会場は水を打ったよう。先生が亡くなってから二年もたつなんて、信じられない気持ちです。
午後1時に開宴。乾杯は2時ころだったかな。最初が日本酒で、ビール、ワイン。最後まで飲んでました。
で、いやーな予感が。だって、顧問ちゃんの顔が見えたのです。逃げよう・・・。
でも遅かった。小郷カメラマンが「いくよ~」って言ってるよ。やっぱりか。
ここへ入りました。アメ横じゅらく酒亭。メンバーはそーせき顧問、小郷カメラマン、精華堂早川さん、匠出版の沢田さん、そして私。いやーな予感は大きくなる。
かんぱ~い! (たくさん飲んできたのにイ?)
なんか食べよう (フルコース食べたのにイ?)
おさしみ、しかもふたつ。
まぐろとアボガドのサラダ。ここはまぐろがオススメらしいのです。
もう一回かんぱ~い。このあとは焼酎。えんえんと飲み続け、深夜2時にソーセキ顧問からの着信履歴があったってことは・・・・・。
今日もこれから毎日展祝賀会へ行くんだけど、変装しようかなー。
臨書に挑戦!(田村南海子ブログ)
営業部からの便り(橋爪ますみ・佐藤貞男)
2008年7月11日
金子卓義先生と片倉公民館
今日から、金子卓義先生の展覧会「響け大空へ、金子卓義の書」が始まりました。そこで、卓義先生の話題をご紹介しましょう。
長野県佐久市片倉は、比田井天来の正家があるところ。ここの公民館の看板を卓義先生にお願いしました。いくつか草稿を作ってくださり、どれがいい? という話になりました。中で一番動きがあって個性的な書があり、これがいいなー、と思っていたら、卓義先生もそれがお好きなご様子。NPOの人々も納得してくれたので、表情のある、いい看板ができました。
裏にも書こうか? お願いしますっ。
「集」の古い字です。公民館なので、みんなに集まってほしいでしょ? うれしいなー。みんな大感激。
片倉生まれの現代書の父、比田井天来先生の門流、金子卓義、之を題す。
先生の暖か~い気持ちがみんなに伝わります。思い切ってお願いしてよかった!
で、でも、西暦で2005年だから、平成5年じゃないかも・・・・・。
削って書き直していただきました。
片倉公民館は、比田井天来生家のすぐそばです。みなさんも行ってみてくださいね。
臨書に挑戦!(田村南海子ブログ)
営業部からの便り(橋爪ますみ・佐藤貞男)
2008年7月 9日
佐久市の天来祭りと門流展 その2
それではいよいよ天来祭りの会議です。
場所はここ、結庵。稲村雲洞先生の字で、碑刻家、王建虎氏刻。
もうすぐ遺墨展が開催される金子卓義先生の碑もあります。「心の風に筆が舞う。」 王建虎氏刻。
卓義先生は、このプロジェクトの最初から、中心となって活動してくださいました。何度もこちらへ足を運んでくださり、片倉公民館の看板や商店街の看板もたくさん書いてくださいました。(そして、お酒を飲んで盛り上がりました。)
さわやかな風に吹かれて、まるで卓義先生がここで見守ってくださっているようです。これも王建虎氏刻。
午後6時半。まだ全員そろってないけど、そろそろ始めますか。かんぱ~い。
そう、一分も惜しんで飲むんです。飲みながら会議。まあ、だいたい決まってるから、確認です。
山里の素朴なお料理が並びます。これがおいしいんですよ~。
まず、わらびのキュウリあえ。衣にキュウリが使ってあるんです。なにしろわらびが採りたてですもん。おいしいに決まってます。
右は自生の水菜のごまあえ。東京で売っている軟弱なやつではありません。しっかりした歯ごたえです。
あなごとわらびとサトイモの炊き合わせ。ほっとする味です。
右下のわらびだけのおみそ汁は、ご家族にも大人気だそうですが、わらびがおいしくなくちゃだめです。わらびの独特のとろみ感とお味噌の味、風味が一体となって、ほんとにおいしい。
きゅうりなんか撮ってもしょうがないじゃないなんていわれましたが、ぜんぜん違います。むかし、天来記念館で講習会をしたとき、本家のきゅうりが大人気で、いっぱい届けたことがあったそうな。
鮎はねー、のりちゃんが「吉兆の使いまわしの鮎でーす」っていうから、どこの鮎だかわかりませんでした。天然かな。しっかりした身でおいしかったのですが、これを見ているに違いないともあきくんかちえちゃん、教えて~。
左下の野菜のソテーは絶品です。たまねぎはとろけるように甘く、ズッキーニはこっくり。なにより、右端の野生のアスパラがすごかった。アスパラの味が凝縮し、ぽくぽくと新鮮そのもの。こちらでもなかなかないそうです。
しめのお蕎麦。畑でとれた蕎麦の実を、その都度石臼でひくんです。香りが違うぞ。
そして、いつものように、最終の新幹線で帰りました。
こんなお料理を食べたい方、都合があえば作ってくれます。宿泊もできます。私めにご連絡ください。
臨書に挑戦!(田村南海子ブログ)
営業部からの便り(橋爪ますみ・佐藤貞男)
2008年7月 8日
佐久市の天来祭りと門流展 その1
昨日、佐久市に行って、秋の展覧会や天来祭りの打ち合わせをしました。
佐久市長、三浦さんに初めてお目にかかりました。書がお好きで、30分くらいいっぱいお話をして、今後の企画がいくつか生まれました。実現するといいな。そのあと、副市長、教育長と面会しました。充実したひと時でした。
天来門流展が開催される「佐久市役所望月支所」、三階会議室に展示されます。
打ち合わせの後、天来記念館へ。
看板は比田井南谷の字です。SHの印が見えますね。
これ、中国人が彫ったのではありません。碑刻家、王建虎氏の指導を受けた若き刻者、清水朋聡さんの作品です。きりっとした薬研彫り、みごとでしょ。これを天来自然公園に建てて、天来祭りのときに筆供養をしようという計画です。
青空の下、蕎麦の花が満開でした。
続く。
臨書に挑戦!(田村南海子ブログ)
営業部からの便り(橋爪ますみ・佐藤貞男)
2008年7月 6日
フランス詩を書く展の打ち上げ
今日も暑かったですね。でもそんなことを言ってはいられません。数寄和では、最後の陳列をしてくれて、展覧会の打ち上げをしたのです。
オーナーの岸田さんとかんぱ~い。
吉田加南子先生も見えました。ちょっと疲れてるそうです。仕事のしすぎ・・・。
このお寿司は、ふだん出前をしないおすし屋さんが特別に作ってくれたそうです。さすが食通の岸田さん! エビのみごとなこと。かつおとごはんの間にはしそが入ってます。ショウガは甘すぎず、絶品ですよ。
上は鴨です。生っぽいスモークがすっごくおいしかった。
本当にお世話になりました。これからもよろしくお願いしま~す。(またおいしいところにつれてってくださいね。)
さーて、明日は佐久へ行きます。いろいろ片付けることがあるのです。ご報告はあさってです。
臨書に挑戦!(田村南海子ブログ)
営業部からの便り(橋爪ますみ・佐藤貞男)
2008年7月 5日
中華街のお肉って、なんでジューシーなの? の巻
今日の隊長レシピを見たら、「目からウロコ」という方も多いと思います。お肉をやわらかくする極意が登場。使うのは、だーれでも知っているあれです、あれ。簡単なので、みんなに教えてあげちゃいましょう。
中華街に行って、ワンタンとかチンジャオロースーとか牛肉のカキソースいためとか食べると、どうしてジューシーでやわらかいの? って思ったことありませんか。<ありまーす。ほんとどうしてなんでしょ>
やっぱり火力がちがうからだよ~ なんてことで納得してはいけませんよ。<違うの? 言い訳ができなくなっちゃう・・・>
肉って、火が強ければ強いほどカチカチになってパサパサになっちゃうんだから。え? 知らなかった? <知らない>
この前の、いり酒の鳥のソテー、弱火で焼いたら肉がジューシーでやわらかかったでしょ? <ふむふむ>
中華街でも、肉はぬるい油でゆっくり熱を通して、ザルで油きりしてから、野菜と強火でさっとあわせるだけなんですよ。<おお、さすが隊長、情報が違うなー>
火が強いとおいしいのは、野菜とチャーハンなのさ。<そーだったのか>
今回は、ジューシーなゆでワンタンと牛肉のカキソースいためを作りましょう。<まってました。今日は二つもあるのね。大サービス>
まず、お肉の準備、これが大切です。<はーい>
ただし、解凍したお肉は、今回の方法にはむきません。
ワンタン用には、豚ひき肉。いつものワンタンよりも多めに。
牛肉はヒレがいいけど、高いので、ロースでもモモでも厚切りを。
ワンタン用に、豚ひき肉200gにお水!!?? をコップ半分くらい入れちゃってください。あと、長ネギみじん切り、おろしショウガ、塩、コショウ、しょう油少し、片栗粉をほーんの少し入れたら、よ~~~~~~~く、クチャクチャねってください。ネバネバしてくるまでです。あ~ら不思議、
水は全部まざっちゃいましたね。よーくまぜる自信があれば、片栗粉入れないほうがおいしいです。これにむきエビ入れればエビワンタン、ホタテ缶入れれば貝柱ワンタン、フカヒレ入れればフカヒレワンタンです。
具を多めに入れて、上を少しひねって押さえれば出来上がり。
あとはお湯に入れて、浮いてきてから1分くらいゆでれば
酢じょうゆでも、からしじょうゆでも。
ゆでたお湯に、野菜とスープの素を入れると、おいしいスープが最後に飲めますよ。
次に、牛肉のカキソースいため。
ロースかモモの厚切りを、太目のマッチ棒のつもりで細くきります。本当は繊維の向きがあるのですが、わからないと思うので、適当にしてください。
これをボウルに入れて、
ヒタヒタより少な目の水!!?? を入れます。指先でクチャクチャませると
あーら不思議!! みんな収まっちゃいましたね~。
このあとしょう油、酒を少し入れて、片栗粉を入れます。
野菜は長ネギ、タケノコ、シイタケなんかでしょうか? ピーマンもいいな~。
最初に、ガラスープにカキソース、酒、砂糖、トーバンジャン、しょう油、にんにく、ショウガ、ゴマ油を入れて、少し薄めに味を作っておきます。
なべに油を引いて、あまり熱しすぎない温度で肉をいためます。
色が変わったら取り出しておきます。
油を引きなおして、今度は熱~くして、強火のまんまで、塩をひとつまみ入れて
野菜を投入しましょう。いたまったらタレを入れて、ジューってわいたら、水溶き片栗粉でとろみをつけます。その後にいためた牛肉を入れて、からませたら出来上がりです。
たぶん、やわらかい肉と、パリパリ野菜のおいしいカキソースいためになっているでしょう。
味はクックドゥとかその他を使ってもいいよ。
解答したお肉だと、細胞がこわれているんで、水を吸いません。ご注意ください。
おいしそうだなー。入力しただけで作ったような気がしてきた。ビール飲んじゃお。今日お休みだもん。
臨書に挑戦!(田村南海子ブログ)
営業部からの便り(橋爪ますみ・佐藤貞男)
2008年7月 3日
王羲之の名品 遊目帖
ある日、表立雲先生からお電話がありました。
N社が作ったカラー版の王羲之遊目帖は、昭和癸丑蘭亭会のときのコロタイプが原本なので、大正時代に作ったコロタイプを見たいんだけど。
えーっ、そんなもの、どこにあるんですか?
横浜にあるよ。知らないの?
知らない・・・・・。
さっそく、居酒屋探検隊のソーセキ顧問と一緒に書学院を探検。ありました。
油谷達さんが複製したものは、ものすごく精密印刷なんだそうです。
2008年7月 2日
かわいい猫の写真がいっぱい
昨日更新された「みやと探す・作品に書きたい四季の言葉」に、かわいい猫の写真がたくさんあります。ごらんになりましたか?
メロンを食べているのはひたちくん。みやちゃんの弟分です。今回は「子守唄」特集なので、みやちゃんやひたちくんが寝ているかわいい写真がいっぱいです。
ひたちくんが初めて筒井家に来たのは一昨年の12月。それからだんだん大きくなって、今は食欲旺盛で、ダイエットをしてほしい模様。みやちゃんとのやりとりも楽しいです。
また、四季折々の自然の風景や野鳥などのきれいな写真も満載。墨場必携としてだけでなく、写真もお楽しみください。
臨書に挑戦!(田村南海子ブログ)
営業部からの便り(橋爪ますみ・佐藤貞男)
2008年7月 1日
美しい楷書体
これに先駆けて、雑誌に執筆を頼まれたのですが、原稿を書き上げて「なーるほど」と感じたことがあったので、ここにも紹介します。
私たちが親しんでいる活字。でも、手書きしようとすると、なんだか書きにくい形が多いものです。
たとえば 道
左から、欧陽詢「九成宮醴泉銘」、虞世南「孔子廟堂碑」、チョ遂良「雁塔聖教序」。
活字は正方形におさめるために、右端をそろえたため、なんだかかっこわるい。今から1400年前の名人たちのほうが、すごく美しいですね。
続いて 天
左から欧陽詢「九成宮醴泉銘」、チョ遂良「雁塔聖教序」、右は明朝活字のもとだと言われる顔真卿で、作品は「顔謹礼碑」。
活字はどうして第一画が長いんでしょう。頭でっかちで支えるのがたいへんそう。
最後に、心
左から欧陽詢「九成宮醴泉銘」、チョ遂良「雁塔聖教序」、顔真卿「顔謹礼碑」。書きやすくて美しい形ですね。
正方形の中に入れるためとはいえ、活字の形って書きにくい。