2008年5月 4日

中野北溟先生 ホテルライフォート札幌

今日は、同じ札幌のホテル「ホテルライフォート札幌」にある、中野北溟先生の作品をご紹介しましょう。

瞳の海s.jpg

3Fにある、71畳の和室宴会場「あおぎ」では、大作「瞳の波」が壁にはめこまれています。

瞳の波 瞳の海 瞳の空 瞳の夕焼け 瞳の光  淡墨で書かれた壮大な作品です。

「これ、近代美術館に借りられないなかあ?」と中野先生。「壁にはめこんであるのでだめです」とホテルの方。やるなー。

 

玄中玄s.jpg
「玄中玄」は、結婚式場へ入る右側の壁にかけてあります(記憶が正しければ)。漢字作品も表情がすばらしいですね。

最後に、先生が27歳のとき、最初に東京の展覧会へ出品したときの作品です。日本書道美術院展です。びっくりしますよぉ。

 

思想帖s.jpg
私の大好きな、王羲之「思想帖」の臨書。初出品だというのにみじんの気負いもなく、自然でありながら、細部にいたるまで王羲之の表情をとらえています。このみずみずしさったら! すごすぎますよね。東京の書壇の方々を驚かせた話題の作品です。

ちなみに「北溟」という雅号は、この少し前に、金子鴎亭先生に半紙臨書を送ったら、鴎亭先生が即座につけてくださったものだとか。

で、私は何をしているのかって? ひ・み・つ。

 

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