2008年1月 6日

角川書道字典

三日連続新年会も無事終了しました。3日は午前11時から午後5時、4日は正午から深夜12時、5日は4時から深夜12時頃まで飲み続け、なんともまあ人生の無駄じゃい。でも結構元気です。

今日からは気を取り直して、まじめにいきましょう。

出版秘話カテゴリの最初は、私と出版との出会いともいうべき「角川書道字典」です。

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私が大学院を卒業した時、伏見冲敬先生の「角川書道大字典」全二巻の携帯版として「角川書道字典」の編集が始まっていました。そこに参加させてもらったのです。

字典を作るのってとってもたいへん。当時はパソコンなんて使えませんから、原本を撮影し、裏返して窓ガラスにぴったりとつけて(光に透かせて文字の場所を確認・後にはライトボックスという利器登場)それが何という字かを書きこみ、これを一字ずつ切り離して部首が書かれた箱に入れ、字書順に並べて、紙に貼りこんでいくんです。そこから伏見先生が字を選び、整理していく。

こんなことをしている人たちがいるんだー、とびっくり仰天。

時々のりがはがれて一字だけ床に落ちてたりしたら、さーたいへん。「この字はこの古典だと思うので、探してください」なんていうことになると、そのためにかかること数時間。

最終段階に入って版下を作るときは、貼り方が曲がっているだのまっすぐだの大議論勃発。どっちでも似たようなものだから、どっちにするか早く決めてくれー、てなことになります。

私はそれまでカンディンスキーだドイツ語だとやっていたので、部首はわからないわ草書は読めないわで大騒ぎ。「支那文を讀む爲の漢字典」の「檢字」11ページをコピーして持ち歩き、電車の中で覚えましたね。

でも、筒井先生が神保町へ連れて行って、必要な字書をそろえてくれたり、先生たちの会話に出てくる固有名詞がだんだんわかるようになったり、ほんとに勉強になりました。

このとき、いっしょに仕事をしていた方々によって、現在のテキストシリーズが誕生したのです。出会いに感謝!!!

 

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