墨の話 松煙墨と油煙墨
もうすぐ180000ヒット。これを記念してキリ番プレゼントをします。
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この「古香」という墨は平成16年製造のもの。これにはいわくがあります。
この頃、ビデオ「筆墨硯紙のすべて」の製作中でした。墨の取材に墨運堂さんにうかがったとき、天来考案の墨「古香」を、父が復元したのを思い出して、その話をしたら、型が見つかり、一つ作ってくださったのです。
それでおしまいだと思っていたら、な、なんと百丁以上も作ってくださっていたのです。おー、それってちょうどいい枯れ具合! ってことで、ぜーんぶひきとせていただき、限定販売をすることになった次第。欲しい方は早く申し込んでくださいね。
墨の話のついでに、取材の収穫の一端をご披露します。
墨には「松煙墨」(左側・すり口が光っていない)と油煙墨(右側・すり口が光っている)があるのはご存知ですね。
その違いは粒子を見るとわかります。すった墨を5000倍に拡大しますよ。
左が松煙墨で右が油煙墨。粒子の大きさがぜんぜん違います。そして、細かい粒子は茶系や黒い墨液に、大きい粒子ほど青くなるんだそうです。
もうひとつ、今度は紙の繊維と墨の粒子の大きさを比べてみましょう。
交差している太い棒が紙の繊維、ゴミみたいに見える白い点々が墨の粒子。すごい違いでしょ?
筆墨硯紙の世界では、間違った情報が氾濫しています。その一つが墨の滲みの原理。こんなことを聞いたことがありませんか? 大きい粒子は紙の繊維の間にひっかかるので、小さい粒子だけが外へにじんでいく。
そんなばかな! どこでひっかかるんじゃい(怒)。
ビデオ「墨を極める」 http://www.shodo.co.jp/tenrai/dvd/dvd-all/dvd-no156.html
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